建設業経理士2級14回解答
勉強で一番は、解説を聞くことです。当社はPDFですので音声ソフトで声で聴くことができます 音声読み上げソフトは無料ソフト(ベクター)が良いでしょう。私はISOの審査員をしています。勉強をいつもしなくてはなりません。音声ソフトで勉強しています。繰り返し聞いて覚えてください。
当社はPDFですので音声ソフトが唯一使えるテキストです。
2016年 前原志
来ていただいてありがとうございます。
私が2級を取得したのは、43歳の時でした。会社から取得の依頼がありましたので、
勉強することになりました。体が弱く(腎臓病)勉強もきついのですが、何とか勉強しました。松本講師のセミナーに参加しました。まず仕訳の用語を百回も書いて覚えました。松本講師の解き方を参考に計算問題を何回も解きました。無事に1回で合格しました。当社の問題集は松本講師の解き方が掲載されています。ぜひ参考にしていただいて合格してください
第14 回建設業経理士2級−模範解答
1
平成25 年度 大栄経理学院
第14 回建設業経理士試験 模範解答
2 級
〔第1問〕
借 方 貸 方
No.
記号 勘定科目金 額 記号勘定科目金 額
G 機械装置400,000 B 当座預金900,000
(1)
Q 修繕引当金500,000
(2) W 支払利息3,800 B 当座預金3,800
N 貸倒引当金250,000 C 完成工事未収入金500,000
(3)
Y 貸倒損失250,000
(4) S 資本準備金1,000,000 R 資本金1,000,000
C 完成工事未収入金2,900,000 T 完成工事高2,900,000
(5)
U 完成工事原価2,100,000 E 未成工事支出金2,100,000
〔第2問〕
(1)¥ 10,500 (2)¥ 10,000 (3) 5 年 (4)¥ 117,000
〔第3問〕
問1
配賦率 ¥ 0.067
問2
101 ¥ 140,566
102 ¥ 10,586
103 ¥ 353,894
第14 回建設業経理士2級−模範解答
2
〔第4問〕
問1
1 2 3 4 5
記号
ウ エ オ カ ク
問2
完成工事原価報告書
T.材料費 372,470
U.労 務 費 95,120
V.外 注 費 391,010
W.経 費 163,820
完成工事原価 1,022,420
未成工事支出金 ¥ 512,460
現場共通費配賦差異月末残高 ¥ 5,005
記号 A
第14 回建設業経理士2級−模範解答
3
〔第5問〕
精算表
(単位:円)
残高試算表 整理記入 損益計算書 貸借対照表
勘定科目
借 方 貸 方 借 方 貸 方 借 方 貸 方 借 方 貸 方
現金 32,600 800 33,400
当座預金 273,400 273,400
受取手形 454,000 25,000 429,000
完成工事未収入金 589,000 589,000
20,000
貸倒引当金
12,000
8,360
40,360
6,500 2,000
未 成 工 事 支 出 金 215,000 2,240 2,000
11,240
208,500
材料貯蔵品 99,800 6,500 93,300
仮払金 5,500 5,500
機械装置 428,200 428,200
機械装置減価償却累計額 235,800 2,000 233,800
備品 280,000 280,000
備品減価償却累計額 140,000 35,000 175,000
投資有価証券 182,000 182,000
支払手形 234,430 234,430
工事未払金 360,500 360,500
借入金 159,000 159,000
未成工事受入金 134,000 134,000
修繕引当金 3,800 3,800
完成工事補償引当金 2,450 2,240 4,690
退職給付引当金 385,000 2,000 72,000 455,000
資本金 450,000 450,000
繰越利益剰余金 186,400 186,400
完成工事高 4,690,000 4,690,000
完成工事原価 3,849,000 11,240 3,860,240
20,000
8,360
580,200 5,500 721,060
35,000
販売費及び一般管理費
72,000
受取利息配当金 1,290 800 2,090
支払利息 5,970 5,970
6,994,670 6,994,670
不渡手形 25,000 25,000
未払法人税等 41,928 41,928
法人税、住民税及び事業税 41,928 41,928
232,568 232,568 4,629,198 4,692,090 2,541,800 2,478,908
当期( 純利益) 62,892 62,892
4,692,090 4,692,090 2,541,800 2,541,800
第14 回建設業経理士2級−模範解答
4
《2 級解説》
〔第1問〕
(1) 機械装置の補修代金のうち「改良費」とされた¥400,000 は機械装置の増額処理を行ないます。残りの¥500,000 は基本的には
修繕費ですが,引当金があるのでその引当金を全額充当します。
(2) 当座勘定の不一致原因が「未達」なので,その未達であった取引を普通に仕訳します。
(3) 貸倒額¥500,000 に対し充当できる貸倒引当金が¥250,000 しかないので,不足分は「貸倒損失」となります。
(4) 資本準備金勘定から資本金勘定への振替仕訳を行ないます。
(5) まず第1 期の工事収益を計算します。
6,000,000×
4,000,000
1,400,000
=2,100,000
次に第1 期と第2 期を合わせた工事収益を求めます。分母の工事原価は¥4,200,000 です。
6,000,000×
4,200,000
1,400,000+2,100,000
=5,000,000
上記の工事収益から第1 期分を控除して第2 期分を求めます。
5,000,000−2,100,000=2,900,000
〔第2問〕
(1) 材料費のうち本店仕入分¥157,500 と材料のうち本店仕入分¥63,000 に内部利益が含まれているのでこれを除去します。
(157,500+63,000)×
105
5
=10,500
(2) 買入消却した¥5,000,000 の社債についてのみ計算します。
5,000,000×98/100=4,900,000(発行価額)
5,000,000−4,900,000=100,000(差額)
100,000×
60ヵ月
24ヵ月
=40,000(経過した24 ヵ月分の増加額)
4,900,000+40,000=4,940,000(買入消却時の社債の簿価)
5,000,000×99/100=4,950,000(買入償却額)
簿価4,940,000 に対し4,950,000 支払っているので10,000 の社債償還損となります。
(3) まず個別の償却額を求め,その合計額で要償却額合計を除して平均耐用年数を求めます。
機械A 2,500,000÷10 年= 250,000
機械B 5,000,000÷ 4 年=1,250,000
個別償却額合計 250,000+1,250,000=1,500,000
要償却額合計 2,500,000+5,000,000=7,500,000
平均耐用年数=7,500,000÷1,500,000=5 年
(4) 三者の仕訳は次のようになります。
大阪支店 (本 店)33,000 (現 金)33,000
札幌支店 (旅 費)33,000 (本 店)33,000
本 店 (札幌支店)33,000 (大阪支店)33,000
150,000 の借方残高である大阪支店勘定の貸方に33,000 が転記されると,残高は117,000 となります。
〔第3問〕
正しい工事間接費 534,554−29,508=505,046
正しい直接材料費 7,543,000−7,000+2,000=7,538,000
505,046÷7,538,000=0.067
101 への配賦額 (2,015,000−7,000)×0.067=140,566
102 への配賦額 158,000 ×0.067= 10,586
103 への配賦額 (5,280,000+2,000)×0.067=353,894
第14 回建設業経理士2級−模範解答
5
〔第4問〕
問2
材料費の計算
102 工事180 sのうち 30 sは@¥1,215 で計算= 36,450
180 sのうち 150 sは@¥1,350 で計算=202,500 合計238,950
103 工事75 sのうち 55 sは@¥1,350 で計算=74,250
75 sのうち 20 sは@¥1,150 で計算=23,000 合計 97,250
工事別に原価を集計すると
101 工事 102 工事 103 工事
前月繰越 当月発生 当月発生 当月発生
材料費 133,520 0 238,950 97,250
労務費 37,890 23,680 33,550 125,880
外注費 137,980 63,630 189,400 213,670
直接経費 67,190 13,420 8,850 38,220
現場共通費(経費) 9,360 65,000 37,440
101 工事と102 工事の原価を費目別に集計すると完成工事原価報告書が完成します。
103 工事が未完成なのでその原価が未成工事支出金になります。
現場共通費の合計(予定配賦額)は111,800 となり,実際発生額との比較で1,480 の借方差異が新たに把握できます。
これを現場共通費配賦差異勘定の前月繰越高3,525(借方算残高)に加えると当月末の残高が分かります。
〔第5問〕
(1) 受取手形勘定から不渡手形勘定へ振替仕訳を行い,80%の貸倒れを見積もります。
( 不渡手形) 25,000 * ( 受取手形) 25,000
( 販売費及び一般管理費) 20,000 * ( 貸倒引当金) 20,000
(2) 上記不渡手形を除いて2%の貸倒れを見積もります。
( 販売費及び一般管理費) 8,360 * ( 貸倒引当金) 8,360
(3) 期限の到来した利札を現金としてカウントします。
( 現金) 800 * ( 受取利息配当金) 800
(4) やむを得ない棚卸減耗は工事原価に算入します。
( 未成工事支出金) 6,500 * ( 材料貯蔵品) 6,500
(5) 仮払金を販売費及び一般管理費に振り替えます。
( 販売費及び一般管理費) 5,500 * ( 仮払金) 5,500
(6) 工事現場用機械装置 実際88,000
予定7,500×12 ヵ月=90,000(2,000 計上過剰なので取り消します)
( 機械装置減価償却累計額) 2,000 * ( 未成工事支出金) 2,000
( 販売費及び一般管理費) 35,000 * ( 備品減価償却累計額) 35,000
(7) 現場作業員の退職給付引当金 実際298,000
予定25,000×12 ヵ月=300,000(2,000 計上過剰なので取り消します)
( 販売費及び一般管理費) 72,000 * ( 退職給付引当金) 72,000
( 退職給付引当金) 2,000 * ( 未成工事支出金) 2,000
(8) 完成工事高4,690,000 の0.1%を完成工事補償引当金とします。
( 未成工事支出金) 2,240 * ( 完成工事補償引当金) 2,240
(9) 未成工事支出金
未成工事支出金
T/B 215,000 2,000
6,500 2,000
2,240 (差額) 差額11,240 が完成工事原価です。
次月繰越 208,500
第14 回建設業経理士2級−模範解答
6
( 完成工事原価) 11,240 * ( 未成工事支出金) 11,240
(10) 法人税等について
収益=完成工事高+受取利息配当金
費用=完成工事原価+販売費及び一般管理費+支払利息
上記の差額で税引前当期純利益を求め,それに40%を乗じて法人税等を求めます。
( 法人税,住民税及び事業税 ) 41,928 * ( 未払法人税等) 41,928
まず初めに下記等の語句を百回くらい書いて覚えてください。
仕訳問題集に仕訳があります。この語句の組み合わせを覚えることが大事になります。意味も覚えてください。例当座預金 会社名義の銀行貯金 手形を発行可能
当座預金 1 0 0 0 0 0 A 現金 1 0 0 0 0 0
未成工事受入金 160;2600000 完成工事高 5000000
完成工事未収入金24000000
完成工事原価 60; 4500000 未成工事支出金4500000
投資有価証券 2 4 6 0 0 0 0 当座預金 2 4 6 0 0 0 0
未成工事支出金1 8 5 0 0 0 0 0 当座預金8500000
支払手形1000000
雑損失 2 4 3 0 0 現金 2 4 3 0 0
修繕引当金500,000 当座預金 900000
機械装置400,000
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