建設業経理士 再挑戦 テキスト 聞ける アイソ

ISOマニュアル
マリー都城
ジョブ都城
ISO審査 SAI宮崎
建設業振興基金

正規の簿記の原則







一般原則二、正規の簿記の原則
企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない。


正規の簿記の原則は、「正確な会計帳簿を作成しなければならない」という文面どおり、正確な会計帳簿を作成することを要請する原則です。

しかし、企業会計原則が正確な会計帳簿を作成しなければいけないとわざわざ規定しているというということは、当然、その正確な会計帳簿に基づいて財務諸表を作成するところまでを要求しているはずだと考えることができます。

つまり正規の簿記の原則は正確な会計帳簿を作成すると同時にその正確な会計帳簿に基づき財務諸表を作成することの二つを同時に要求する原則ということになります。

正規の簿記の原則は一定の要件に従った正確な会計帳簿を作成することとその正確な会計帳簿に基づき財務諸表を作成することを要求する原則です。

この場合にその「一定の要件」とは、企業の経済活動のすべてが網羅的に記録されていること(網羅性)、会計記録が検証可能な証拠資料に基づいていること(立証性)、 すべての会計記録が継続的・組織的に行われていること(秩序性)、の3つを指すと一般的に解されています。

この三つの要件を備えた会計帳簿は必ずしも複式簿記である必要はありませんが、複式簿記以外にこの全ての要件を満たす会計帳簿はありえないことから複式簿記による会計帳簿がこの正規の簿記の原則にいう正規の簿記に該当すると一般的に解されています。


〔第1 問〕 伏見建設株式会社の次の各取引について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、
その記号(A〜Z)と勘定科目を書くこと。なお、解答は次に掲げた(例)に対する解答例にならって記入しなさい。
(20 点)
(例) 現金¥100,000を当座預金に預け入れた。
(1) 工事用機械の補修を行い、その代金¥900,000を小切手を振り出して支払った。この支払額¥900,000のうち、¥400,000は改良費である。なお、修繕引当金の残高¥500,000がある。

(2) 決算日において当座預金の残高証明書を入手したところ、¥3,800の差異が生じていた。差異の原因を調査したところ、借入金の当期の利息が当座預金から引き落とされていたが、その通知が当社に未達であったことが判明した。

(3) 前期に施工した得意先の工事代金¥500,000が当期に回収不能となったので、全額償却した。ただし、貸倒引当金の残高¥250,000がある。

(4) 株主総会の決議により資本準備金¥1,000,000を資本金に組み入れ、株式200株を発行した。
(5) 次の工事の概要によって、当期の完成工事高および完成工事原価の計上の仕訳を示しなさい。
工事期間3年の工事を前期に受注し、前期から工事進行基準を適用している。受注金額¥6,000,000で、これについて前受金の受入れはない。工事原価総額の見積額について前期受注時点では¥4,000,000であったが、当期末においては工事資材等の値上がりの影響を受け¥4,200,000となった。なお、第1期(前期)の工事原価は¥1,400,000であり、第2期(当期)の工事原価は¥2,100,000である。
<勘定科目群>
A 現金 B 当座預金 C 完成工事未収入金 D 貯蔵品
E 未成工事支出金 F 建物 G 機械装置 H 減価償却累計額
J 投資有価証券 K 支払手形 L 工事未払金 M 未成工事受入金
N 貸倒引当金 Q 修繕引当金 R 資本金 S 資本準備金
T 完成工事高 U 完成工事原価 W 支払利息 X 有価証券利息
Y 貸倒損失 Z 機械装置除却損
まず初めに下記等の語句を百回くらい書いて覚えてください。
仕訳問題集に仕訳があります。この語句の組み合わせを覚えることが大事になります。意味も覚えてください。例当座預金 会社名義の銀行貯金 手形を発行可能
当座預金 1 0 0 0 0 0 A 現金 1 0 0 0 0 0
未成工事受入金 160;2600000 完成工事高 5000000
完成工事未収入金24000000
完成工事原価 60; 4500000 未成工事支出金4500000
投資有価証券 2 4 6 0 0 0 0  当座預金 2 4 6 0 0 0 0
未成工事支出金1 8 5 0 0 0 0 0    当座預金8500000
                      支払手形1000000
雑損失 2 4 3 0 0   現金 2 4 3 0 0
修繕引当金500,000   当座預金 900000
機械装置400,000



建設業経理士,勉強法,2級,テキスト,財務分析,財務諸表,原価計算,宮崎県