理不尽な要求(クレーム)と不良品[]
なお、これらの不良品対応であるが、消費者によっては特に製品的には不都合が無くとも、購入時に期待した性能が出なかったり、機能面で不満がある場合にメーカー側に苦情を訴えるケースもある。
特に性能に関しては、カタログ上のスペックデータや論理性能を満たしていない場合は、メーカー自身も不良品と呼ぶ事が出来る[1]が、消費者が製品に過剰な期待を抱いていたり、またはカタログに記載されていない事柄に関して不満を抱いた場合、メーカーの基準では不良品でも何でもないのだが、消費者の主観の上では不良品とされる場合もある。卑近な例を挙げれば「空飛ぶ円盤の玩具が、本当に飛ばない」ようなものが挙げられるだろう。この場合は、広告上の問題として扱われる場合もある。
これらは日本ではクレームとも呼ばれる。本来のクレームでは故障や機能異常に絡む苦情も含まれるが、和製英語的に扱われるクレームのように、理不尽な要求をしてくるケースでは、メーカー側も製品に不備がないだけに対応し難い。このような顧客は対応が難しく、企業によっては専門の対策班を設置するところも見られる。