明瞭性の原則
一般原則四、明瞭性の原則
企業会計は、財務諸表によって、利害関係者に対し必要な会計事実を明瞭に表示し、企業の状況に関する判断を誤らせないようにしなければならない。
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第1 問〕 瀬谷建設株式会社の次の各取引等について仕訳を示しなさい。使用する勘定科目は下記の<勘定科目群>から選び、
その記号(A〜X)と勘定科目を書くこと。なお、解答は次に掲げた(例)に対する解答例にならって記入しなさい。
(20 点)
(例) 現金¥100,000を当座預金に預け入れた。
(1) 工事期間3 年の工事を期首に受注し、1 年目の決算を迎えた。当該工事は成果の確実性が認められるため、工事進行基準を適用する。次のデータにより、当期の完成工事高及び完成工事原価計上の仕訳を示しなさい。受注金額 ¥5,000,000 前受金 ¥2,000,000
工事原価総額見積額 ¥4,000,000 第1 期工事原価 ¥1,500,000
(2) 第100 回利付国債を保有しているが、当該国債の利札¥15,000 が満期となった。
(3) 次の機械を保有していたが、当期首(前期末で5 年経過)で売却した。売却に関する仕訳を示しなさい。
取得価額 ¥2,000,000 残存価額 ゼロ 耐用年数 8 年 減価償却方法 定額法
売却価額 ¥500,000(1 ヵ月後に受領予定)
(4) 前期末において滞留債権(完成工事未収入金)¥1,000,000 に対し50%の引当金を計上していた。この債権については、当期において¥100,000 は回収し処理したが、残りについては当期末に貸倒れが確定した。当期末の仕訳を示しなさい。
(5) A材料(@¥1,200)600 個を掛けで仕入れ、倉庫に保管した。なお、当該仕入れについては、3%の割戻しを受けた。
<勘定科目群>
A 現金 B 当座預金 C 完成工事未収入金 D 材料
E 未成工事支出金 F 未収入金 G 仕入割引 H 機械装置
J 投資有価証券 K 支払手形 L 工事未払金 M 未成工事受入金
N 貸倒引当金 Q 減価償却累計額 R 完成工事高 S 完成工事原価
T 貸倒損失 U 受取利息 W 有価証券利息 X 機械装置売却損
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