原価の分類[]
以上原価の基礎について述べたが、原価には様々な種類があり、分類方法もいくつかある。
形態別分類[]
原価を発生形態によって分類すれば、材料費、労務費、経費に分けられる。これは最も基礎的な分類方法である。
材料費 | 物品を消費することによって発生する原価 |
労務費 | 労働力を消費することによって発生する原価 |
経費 | 材料費、労務費以外の原価 |
製品との関連性においての分類[]
例えば机を作る工場の場合、木材の消費は材料費に当たる。この材料費は机という製品に直接かかる費用であるので直接費に分類される。対して工場に勤務する門衛の給料は労働力を消費するため労務費に当たるが、直接机という製品にかかる費用ではないので間接費と分類される。