満足度という見ることも計ることもできない心理的・感覚的なものを調査するため、消費者に対するアンケートを実施し、アンケート結果を元にデータ処理・分析を行って顧客満足度を算出するのが一般的。
近年は、ミシガン大学ビジネス・スクールが算出式を構築し、それを元に米国の政府機関American Society for Quality (ASQ) が産業別に顧客満足度指数:American Customer Satisfaction Index (ACSI) を発表したものが指標とされている。
日本では、経済産業省の支援のもと、サービス産業生産性協議会が、JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)を開発した。JCSIは客の購買行動に共通する心の動きの部分の商品・サービスを購入・利用して、どのように感じたのか等についてモデル化し、顧客満足の構造を把握できる指数である。JCSIは、平成19年から2年間の開発期間を経ており、平成21年から実用化している。またJCSIは日本最大級の顧客満足度調査で、「顧客満足」の他、「顧客期待(利用前の期待・予想)」「知覚品質(利用した際の品質評価)」「知覚価値(価格への納得感)」「クチコミ(他者への推奨)」「ロイヤルティ(継続的な利用意向)」の6指標により、各業界・各企業のサービスを多面的に評価できる診断システムとなっている