原価計算１１回
来ていただいてありがとうございます。当社建設業経理士の問題集をよろしくお願いします。
試験情報 建設業振興基金
原価計算
問題 「労務費の計算における手持時間の意味とその処理方法について説明しなさい。」
前回の原価計算の答えの模範解答は
「手 待 時 間 と は 、 工 具 の 手 配 不 良 の た め に 作 業 が で き ず に
待 機 し て い る 工 具 待 ち や 、 停 電 等 で 作 業 が で き ず に 待 機
し て い る 電 気 待 ち な ど 、 労 務 者 の 責 任 以 外 の 原 因 に よ る
遊 休 時 間 を い う 。 手 待 時 間 は 、 す べ て 支 払 賃 金 の 対 象 と
な る が 、 臨 時 的 、 偶 発 的 な 原 因 に よ っ て 生 じ た 手 待 時 間
に 対 す る 賃 金 は 非 原 価 と し て 処 理 す る 。」
重要語句 非原価 遊 休 時 間 支 払 賃 金
まずこの語句の勉強をしなければなりません
参考書を購入して参考書をある程度独理解してください
建設業会計概説1級原価計算 を購入して語句を覚えてください
勉強法
１、過去問で似たような問題がでることもあるので、過去問のまわりも覚えておく
２、勉強時間 平日４時間 休日 全日
３、建設業会計概説1級原価計算 を購入して語句を覚えてください
４、計算問題、解き方を覚える（できれば当社問題集）
2016年前原髙志
私が2級を取得したのは、４３歳の時でした。会社から取得の依頼がありましたので、
勉強することになりました。体が弱く（腎臓病）勉強もきついのですが、何とか勉強しました。松本講師のセミナーに参加しました。まず仕訳の用語を百回も書いて覚えました。松本講師の解き方を参考に計算問題を何回も解きました。無事に1回で合格しました。当社の問題集は松本講師の解き方が掲載されています。ぜひ参考にしていただいて合格してください
当社の流れ
１ 問題集を購入していただきます。
２ 毎日取り組んでいただきます。
３ 質問がある場合は、メールで当社へ質問してください。
４ 期間は2級で、3ケ月は必要と思います。1級は1年間必要かと思います。
５ 仕訳は問題を見て解答が浮かぶようになると良いと思います。
６ 1級は語句の意味を理解してください。
７ 過去問を試験と同じ時間で、解いて試験に慣れると良いかもしれません。
８ 計算問題は1問 分間で解けるように練習してください。問題を見てどこに
注目するか浮かぶようにしてください。
９ 合格すると自分を信じてください これが一番大事です。
１０ とにかく毎日勉強することが大事です。
１１ 覚えにくいときは声を出して覚えてください。
１２ 語呂合わせで覚えるのも良いかもしれません。す。
第11 回建設業経理士検定試験
1 級原価計算試験問題
注 意 事 項
1. 解答は、解答用紙に指定された解答欄内に記入してください。解答欄外に記入さ
れているものは採点しません。
2. 金額の記入にあたっては、以下のとおりとし、1ますごとに数字を記入してくだ
さい。
3. 解答は、指定したワク内に明瞭に記入してください。判読し難い文字が記入され
ている場合、その解答欄については採点しません。
4. 消費税については、設問で消費税に関する指示がある場合のみ、これを考慮した
解答を作成してください。
5. 解答用紙には、氏名・受験番号シール貼付欄が2ヵ所あります。2ヵ所とも、氏名
はカタカナで記入し、受験番号は受験票に付いている受験番号シールを貼ってくだ
さい。なお、受験番号シールがないときは、自筆で受験番号を記入してください。
（氏名・受験番号が正しく表示されていないと、採点できない場合があります。）
←一の位
←十の位
←百の位
←千の位
←一万の位
←十万の位
←百万の位
←千万の位
←一億の位
－ 1 －
〔第1 問〕 次の設問に対して、それぞれ200 字以内で述べなさい。 (20 点)
問1 工事契約に関する会計基準において、工事原価総額を見積る際の「施工者の義務を果たすためのすべての原価」とい
う意義について説明しなさい。
問2 原価計算基準では、原価計算の目的のひとつとして、「予算の編成ならびに予算統制のために必要な原価資料を提供
すること」を挙げているが、この意義について説明しなさい。
〔第 2 問〕 原価計算に関する次の文章の 口口 口 の中に入れるべき最も適当な用語を下記の＜用語群＞の中から選び、その
記号（ア～サ）を解答用紙の所定の欄に記入しなさい。 (10 点)
a． 長期間使用する固定資産は、その使用者側においてまず取得コストが発生するが、加えて運転利用等による稼働経費、
保全管理費、廃棄費などが発生する。原価管理ではこれらの総和である 口口1 口 にも着目していく必要がある。
b． 原価差異のうち 口口2 口 は、当該期間の材料の払出高と期末有高に配賦する。
c． 複数の成果に対する間接費を、できる限りその発生と関係の深い 口口3 口 に結び付けて賦課していこうとする原価計
算をＡＢＣと呼んでいる。
d． 工事契約に関する会計基準では、工事の進行途上においても、その進捗部分について 口口4 口 が認められる場合には、
口口5 口 が適用される。
＜用語群＞
ア 材料消費量差異 イ 材料受入価格差異 ウ 部分的な完成 エ 成果の確実性
オ 工事進行基準 カ 工事完成基準 キ 成果 ク 活動
コ 物流原価 サ ライフサイクル・コスト
〔第3 問〕 愛知建設株式会社は、新規にＡ社とＢ社からの発注に関する引合いがあった。同社営業部では、提示された請負金
額、工事仕様などを精査して、次のような＜工事請負採算分析資料＞を作成した。これをもとに解答用紙の差額原価
収益分析の表を完成しなさい。 (14 点)
＜工事請負採算分析資料＞
（単位：千円）
Ａ社案件 Ｂ社案件
工事請負金額 8,500 11,400
総原価
工事原価
工事変動費 4,850 6,490
工事固定費 1,240 6,090 1,720 8,210
2,410 3,190
販売費及び一般管理費
販管個別費 470 510
本社費負担 920 1,390 1,430 1,940
1,020 1,250
（注１） 工事変動費は、工事原価のうち当該工事を請け負わなければ発生しないものであり、工事固定費は、自社保
有の人員や設備に関する費用の配賦額である。
（注２） 販管個別費は、当該工事の受注に固有の営業費であり、本社費負担は、同社の本社費を工事負担分として社
内規定により按分した額である。
（注３） 現在、同社は手不足状態にはなく、いずれの案件を請け負ったとしても現状の保有能力（キャパシティ）に
よって施工が可能な状態である。
－ 2 －
〔第4 問〕 上野建設株式会社の賃金計算資料である下記の＜資料＞に基づき、次の各設問の仕訳を示しなさい。なお、使用す
る勘定科目は下記の＜勘定科目群＞から選び、その記号（Ａ～Ｇ）と勘定科目を書くこと。 (16 点)
問 1 賃金支払時の仕訳
問 2 工事原価及び工事間接費計上時の仕訳
問 3 9月末未払賃金の振替時の仕訳
問 4 10月末未払賃金の計上時の仕訳
問 5 賃率差異の振替時の仕訳
＜資料＞
1． 給与計算表の総括（計算期間：9月21日～10月20日）
賃金手当総額 ￥19,556,388
控除額
源泉所得税 ￥953,477
社会保険料 ￥882,310
差 引振込額 ￥17,720,601
2． 作業票の総括（集計期間：10月1日～10月31日）
工事直接作業時間 12,650時間
現場共通作業時間 634時間
計13,284時間
3． 出勤票の総括（集計期間：10月1日～10月31日）
定時内勤務（10月1日～10月20日） 8,885時間
定時内勤務（10月21日～10月31日） 4,271時間
時間外勤務（10月28日、29日、30日、31日） 128時間
計13,284時間
4． 諸手当を含む予定賃率は＠￥1,450である。
5． 時間外勤務のうち26時間は現場共通作業時間分である。なお、当該作業時間については、定時内作業の25％増の賃
金が支給される。
6． 9月末の未払賃金勘定残高は、￥7,043,610である。
＜勘定科目群＞
Ａ 当座預金 Ｂ 賃金手当 Ｃ 未払賃金 Ｄ 預り金
Ｅ 賃率差異 Ｆ 未成工事支出金 Ｇ 工事間接費
〔第5 問〕 下記の＜資料＞は、宮城建設工業株式会社（当会計期間：平成×1 年1 月1 日～平成×1 年12 月31 日）における平
成×1 年9 月の工事原価計算関係資料である。次の設問に解答しなさい。なお、計算の過程で端数が生じた場合は、円
未満を四捨五入すること。 (40 点)
問 1 当月中に完成した受注工事について、建設業法施行規則に定める「完成工事原価報告書」を作成しなさい。なお、
同社における収益認識基準は工事完成基準である。
問 2 当月末において未成工事支出金勘定の残高として繰り越される金額を計算しなさい。
問 3 次の配賦差異について、当月末の勘定残高を計算しなさい。当社では、会計期間中の月次で発生する配賦差異は、
そのまま次月に繰り越すこととしている。なお、差異残高については、借方残高は「Ｘ」、貸方残高は「Ｙ」を解答
用紙の所定の欄に記入しなさい。
① 材料副費配賦差異 ② 重機械部門費操業度差異
＜資料＞
1．当月の工事の状況
工事番号 工事着工 工事竣工
７５１ 平成×1 年6 月 平成×1 年9 月
７５２ 平成×1 年8 月 9 月末現在未成
７５３ 平成×1 年9 月 平成×1 年9 月
2．月初の前月繰越金額
(1) 月初未成工事原価の内訳 （単位:円）
工事番号 材料費 労務費 外注費 経費（うち人件費） 合計
７５１ 218,550 112,470 158,090 83,630（51,760） 572,740
７５２ 100,680 62,210 87,800 41,950（30,420） 292,640
（注） （ ）の数値は、当該費目の内書の金額である。
(2) 配賦差異の残高
材料副費配賦差異 ￥1,864（貸方残高） 重機械部門費操業度差異 ￥4,091（借方残高）
3．材料費に関する資料
(1) 甲材料は個別の工事用の特定材料であり、当月の工事別購入代価は次のとおり。
（単位：円）
工事番号 ７５１ ７５２ ７５３ 合計
購入代価 98,420 270,420 159,080 527,920
－ 3 －
甲材料の購入に際しては、引取運賃等の副費について予定配賦している。今期の予定配賦率は購入代価に対して
5％である。また、当月の材料副費実際発生額は￥27,657であった。
(2) 乙材料は汎用の常備材料である。消費単価については移動平均法を適用して計算している。当月の受払いに関する
データは次のとおり。
日付 摘要 単価 数量 計
9月 1日 前月繰越 ＠￥2,400 48個 ￥115,200
7日 仕入れ ＠￥2,450 152個 ￥372,400
16日 ７５２工事消費 65個
21日 ７５３工事消費 85個
4．労務費に関する資料
当社では、重機械のオペレータとして月給制の従業員を雇用している。基本給及び基本手当については、原則として工
事作業に従事した日数によって実際発生額を配賦している。ただし、残業手当等の特定の工事に関することが判明してい
るものは、当該工事原価に算入する。当月の関係資料は次のとおり。
(1) 支払賃金（基本給及び基本手当 対象期間8月25日～9月24日） ￥376,790
(2) 残業手当（７５３工事 対象期間9月25日～9月30日） ￥14,540
(3) 前月末未払賃金計上額 ￥86,510
(4) 当月末未払賃金要計上額（残業手当を除く） ￥82,680
(5) 工事従事日数の内訳 （単位：日）
工事番号 ７５１ ７５２ ７５３ 合計
従事日数 3 9 12 24
5. 外注費に関する資料
当社の外注工事には、重機械の提供を含むもの（一般外注Ｐ）と労務提供を主体とするもの（労務外注Ｑ）とがある。
Ｐ外注工事の当月発生総額は￥204,185であったが、これについては、専門工事業者からの作業時間報告書によって各工
事に配賦している。Ｑ外注工事については、発注時から工事別に発注し個別に賦課している。工事別の当月実績データは
次のとおり。
工事番号 ７５１ ７５２ ７５３ 合計
Ｐ一般外注工事（時間） 8 36 53 97
Ｑ労務外注工事（円） 54,720 84,110 96,590 235,420
なお、労務外注費は、月次の完成工事原価報告書の作成にあたっては、そのまま外注費として計上することとしている。
6．経費に関する資料
(1) 直接経費の内訳 （単位：円）
工事番号 ７５１ ７５２ ７５３ 合計
従業員給料手当 5,420 14,060 15,340 34,820
法定福利費 1,027 8,436 9,472 18,935
事務用品費 4,510 12,730 12,560 29,800
福利厚生費 3,259 13,447 14,590 31,296
通信交通費他 3,560 12,730 14,990 31,280
計 17,776 61,403 66,952 146,131
（注）経費に含まれる人件費の計算において、退職金及び退職給付引当金繰入額は考慮しない。
(2) 役員であるＺ氏は全般マネジメント業務に携わるとともに、施工管理技術者の資格で現場管理業務も兼務している。
各工事における当該業務に係る分は、従事日数により各工事原価に賦課している。当月の関係データは次のとおり。
ア．Ｚ氏の当月役員報酬発生額 ￥548,450
イ．現場施工管理業務の従事日数 （単位：日）
工事番号 ７５１ ７５２ ７５３ 合計
従事日数 2 4 7 13
ウ．役員としての全般マネジメント業務は12日であった。
(3) 工事に利用する重機械に関係する費用（重機械部門費）は、固定予算方式によって予定配賦することにしている。
当月の関係データは次のとおり。
ア．固定予算（月間換算）
基準重機械運転時間 182時間 その固定予算額 ￥214,396
イ．工事別の使用実績 （単位：時間）
工事番号 ７５１ ７５２ ７５３ 合計
運転時間 28 61 96 185
ウ．重機械部門費の当月実際発生額 ￥215,896
まず初めに下記等の語句を百回くらい書いて覚えてください。
仕訳問題集に仕訳があります。この語句の組み合わせを覚えることが大事になります。意味も覚えてください。例当座預金 会社名義の銀行貯金 手形を発行可能
当座預金 1 0 0 0 0 0 Ａ 現金 1 0 0 0 0 0
未成工事受入金 160;2600000 完成工事高 5000000
完成工事未収入金24000000
完成工事原価 60; 4500000 未成工事支出金4500000
投資有価証券 2 4 6 0 0 0 0 当座預金 2 4 6 0 0 0 0
未成工事支出金1 8 5 0 0 0 0 0 当座預金８５０００００
支払手形１００００００
雑損失 2 4 3 0 0 現金 2 4 3 0 0
修繕引当金500,000 当座預金 ９０００００
機械装置400,000
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