原価計算10回
来ていただいてありがとうございます。当社建設業経理士の問題集をよろしくお願いします。
試験情報 建設業振興基金
原価計算
問題 「労務費の計算における手持時間の意味とその処理方法について説明しなさい。」
前回の原価計算の答えの模範解答は
「手 待 時 間 と は 、 工 具 の 手 配 不 良 の た め に 作 業 が で き ず に
待 機 し て い る 工 具 待 ち や 、 停 電 等 で 作 業 が で き ず に 待 機
し て い る 電 気 待 ち な ど 、 労 務 者 の 責 任 以 外 の 原 因 に よ る
遊 休 時 間 を い う 。 手 待 時 間 は 、 す べ て 支 払 賃 金 の 対 象 と
な る が 、 臨 時 的 、 偶 発 的 な 原 因 に よ っ て 生 じ た 手 待 時 間
に 対 す る 賃 金 は 非 原 価 と し て 処 理 す る 。」
重要語句 非原価 遊 休 時 間 支 払 賃 金
まずこの語句の勉強をしなければなりません
参考書を購入して参考書をある程度独理解してください
建設業会計概説1級原価計算 を購入して語句を覚えてください
勉強法
1、過去問で似たような問題がでることもあるので、過去問のまわりも覚えておく
2、勉強時間 平日4時間 休日 全日
3、建設業会計概説1級原価計算 を購入して語句を覚えてください
4、計算問題、解き方を覚える(できれば当社問題集)
2016年前原志
私が2級を取得したのは、43歳の時でした。会社から取得の依頼がありましたので、
勉強することになりました。体が弱く(腎臓病)勉強もきついのですが、何とか勉強しました。松本講師のセミナーに参加しました。まず仕訳の用語を百回も書いて覚えました。松本講師の解き方を参考に計算問題を何回も解きました。無事に1回で合格しました。当社の問題集は松本講師の解き方が掲載されています。ぜひ参考にしていただいて合格してください
当社の流れ
1 問題集を購入していただきます。
2 毎日取り組んでいただきます。
3 質問がある場合は、メールで当社へ質問してください。
4 期間は2級で、3ケ月は必要と思います。1級は1年間必要かと思います。
5 仕訳は問題を見て解答が浮かぶようになると良いと思います。
6 1級は語句の意味を理解してください。
7 過去問を試験と同じ時間で、解いて試験に慣れると良いかもしれません。
8 計算問題は1問 分間で解けるように練習してください。問題を見てどこに
注目するか浮かぶようにしてください。
9 合格すると自分を信じてください これが一番大事です。
10 とにかく毎日勉強することが大事です。
11 覚えにくいときは声を出して覚えてください。
12 語呂合わせで覚えるのも良いかもしれません。
第10 回建設業経理士検定試験
1 級原価計算試験問題
注 意 事 項
1. 解答は、解答用紙に指定された解答欄内に記入してください。解答欄外に記入さ
れているものは採点しません。
2. 金額の記入にあたっては、以下のとおりとし、1ますごとに数字を記入してくだ
さい。
3. 解答は、指定したワク内に明瞭に記入してください。判読し難い文字が記入され
ている場合、その解答欄については採点しません。
4. 消費税については、設問で消費税に関する指示がある場合のみ、これを考慮した
解答を作成してください。
5. 解答用紙には、氏名・受験番号シール貼付欄が2ヵ所あります。2ヵ所とも、氏名
はカタカナで記入し、受験番号は受験票に付いている受験番号シールを貼ってくだ
さい。なお、受験番号シールがないときは、自筆で受験番号を記入してください。
(氏名・受験番号が正しく表示されていないと、採点できない場合があります。)
←一の位
←十の位
←百の位
←千の位
←一万の位
←十万の位
←百万の位
←千万の位
←一億の位
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〔第1 問〕 次の設問に対して、それぞれ200 字以内で述べなさい。 (20 点)
問1 工事契約に関する会計基準において、工事進捗度の算定を原価比例法で実施する場合の原価計算の役割について説明
しなさい。
問2 施工のために直接雇用する作業者の労務費を計算するために、どのような消費賃率が使われるか説明しなさい。
〔第 2 問〕 原価計算に関する次の文章の 口口 口 の中に入れるべき最も適当な用語を下記の<用語群>の中から選び、その
記号(ア〜サ)を解答用紙の所定の欄に記入しなさい。 (10 点)
1. 原価は、財務諸表上、収益との対応関係に基づいて、製品原価と 口口1 口 に区分され、後者は一般に販売費及び一般
管理費として表記される。
2. 原価計算制度とは、財務諸表の作成、 口口2 口 、予算管理(利益管理)等の異なる目的が相ともに達成されるべき一
定の計算秩序である。
3. 材料の購入原価は、理論的には材料主費と 口口3 口 をもって構成され、後者には購入事務、検収、選別などに要する
費用も含まれる。
4. 工事進行基準を適用する場合の 口口4 口 とは、工事契約において定められた施工者の義務を果たすための支出の総額
をいう。
5. 品質原価計算における品質コストの概念は、通常、設計品質と 口口5 口 があり、後者は建設業の施工品質を意味して
いる。
<用語群>
ア 引取費用 イ 材料副費 ウ 適合品質 エ 経営品質
オ 工事収益総額 カ 工事原価総額 キ 特殊原価調査 ク 原価管理
コ 物流原価 サ 期間原価
〔第3 問〕 和歌山工務店では、複数の重機械を保有する機械センター費の工事原価への配賦について、次の<配賦方式>を採
用している。下記の<資料>を参照して設問に解答しなさい。なお、計算過程において端数が生じた場合は、各設問
の解答を求める際に四捨五入すること。 (14 点)
<配賦方式>
1. 固定費としての重機械減価償却費と経常保全費については、経済的耐用年数の期間中の費用総額を推計して、そ
の拘束(当該工事での使用)1日当たり損料をもって賦課する。なお、月次原価計算における固定費はすべて月割
経費とする。
2. 変動費としての稼働燃料費とその他の使用雑費については、その実際発生額の総額を重機械の実際稼働時間に基
づいて配賦する。
<資料>
1. 重機械の取得価額 ¥54,000,000
2. 経済的耐用年数は6 年、残存価額はゼロ
3. 経常保全費 取得価額の6.5%(年間)
4. 重機械の標準供用日数 250 日(年間)
5. 当月の稼働燃料費・その他の使用雑費の実際発生額 ¥783,000
6. 当月の重機械拘束日数・稼働時間
拘束日数 稼働時間
A工事現場 13 日 112 時間
B工事現場 5 日 38 時間
問1 固定費に該当する費用の拘束1日当たり損料を計算しなさい。
問2 変動費に該当する費用の稼働1時間当たり配賦額を計算しなさい。
問3 当月の機械センター費の配賦総額を計算しなさい。
問4 当月の機械センター費の固定費損料差異を計算しなさい。経常保全費の実際発生額は¥213,840 であった。なお、差
異が配賦不足の場合には「A」、配賦超過の場合には「B」を解答用紙の所定の欄に記入しなさい。
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〔第4 問〕 芦屋建設株式会社では、原材料を加工成型して部材を製造している。次の<資料>に基づき、@平均法による場合
と、A先入先出法による場合のそれぞれについて、当月完成品原価、当月完成品単位原価及び月末仕掛品原価を算定
しなさい。なお、計算の過程において端数が生じた場合には、円未満を四捨五入すること。 (16 点)
<資料>
1.仕掛品データ
月 初 月 末
数量 320 個 400 個
加工進捗率 40% 50%
月初仕掛品原価 原材料費¥97,600
加工費¥66,400
合計¥164,000
2.当月製造費用
原材料費¥514,211
加工費¥841,400
合計¥1,355,611
3.当月原材料投入量 1,580個分
4.当月完成品量 1,500個
5.原材料は、製造工程の始点において投入されている。
〔第5 問〕 下記の<資料>は、山口建設工業株式会社(当会計期間:平成×1 年4 月1 日〜平成×2 年3 月31 日)における平成
×1 年7 月の工事原価計算関係資料である。次の設問に解答しなさい。なお、計算過程で端数が生じた場合は、円未満
を四捨五入すること。 (40 点)
問 1 解答用紙の「車両部門費予定率算定表」を完成し、当会計期間において使用する車両費予定配賦率(車両費予定率)
を計算しなさい。
問 2 平成×1年7月の「工事原価計算表」を作成しなさい。なお、工事収益の認識については、工事完成基準を採用して
いる。
問 3 次の原価差異を計算しなさい。なお、それらの差異については、有利差異は「A」、不利差異は「B」を解答用紙
の所定の欄に記入し、数字の前にはマイナス記号等を記入しないこと。
@ 材料副費配賦差異 A 労務費賃率差異 B 重機械部門費操業度差異
<資料>
1.当月の請負工事の状況
工事番号 工事着工 工事竣工
381 平成×1年2月 平成×1年7月
382 平成×1年3月 平成×1年7月
383 平成×1年7月 平成×1年7月
384 平成×1年7月 7月末現在未成
2.月初未成工事原価の内訳 (単位:円)
工事番号 材料費 労務費 外注費(労務外注費) 経費 合計
381 104,320 54,060 95,040(23,610) 34,620 288,040
382 61,270 24,790 34,000(14,370) 21,430 141,490
計 165,590 78,850 129,040(37,980) 56,050 429,530
(注) ( )の数値は、当該費目の内書の金額である。
3.当月の材料費に関する資料
(1) A材料は仮設工事用の資材で、工事原価への算入はすくい出し法により処理している。当月の工事別関係資料は次
のとおり。
(単位:円)
工事番号 381 382 383 384
当月仮設資材投入額 (注) 38,650 41,290 39,680
仮設工事完了時評価額 14,580 12,360 25,370 (仮設工事未了)
(注) 381工事の仮設工事は前月までに完了しており、その資材投入額は前月末の未成工事支出金に含まれている。
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(2) B材料は、工事引当材料で当月の工事別引当購入額は次のとおり。当月中にB材料の残材は発生していない。
(単位:円)
工事番号 381 382 383 384 合計
引当購入額(送り状価格) 67,500 142,000 146,300 198,400 554,200
B材料の購入については、購入時に2%の材料副費を予定配賦して工事別の購入原価を決定している。当月の材料副
費実際発生額は¥10,811であった。
4.当月の労務費に関する資料
当社では、専門工事のC作業について常雇従業員による工事を行っている。この労務費計算については予定平均賃率法
を採用しており、当月の労務作業1時間当たり賃率は¥2,620である。当月の工事別労務作業時間は次のとおり。
(単位:時間)
工事番号 381 382 383 384 合計
労務作業時間 19 35 40 32 126
当月の労務費実際発生額は¥332,010であった。
5. 当月の外注費に関する資料
当社では専門工事のD工事とE工事を外注している。D工事は重機械提供を含むもの(一般外注)であり、E工事は労
務提供を主体とするもの(労務外注)である。工事別当月発生額は次のとおり。
(単位:円)
工事番号 381 382 383 384 合計
D工事(一般外注) 47,020 69,940 194,750 112,700 424,410
E工事(労務外注) 24,530 57,610 47,320 29,650 159,110
計 71,550 127,550 242,070 142,350 583,520
労務外注費については、月次の工事原価計算表においても、建設業法施行規則に従って表記することとしている。
6.当月の経費に関する資料
(1) 車両部門費の配賦については、会計期間中の正常配賦を考慮して、原則として年間を通じて同一の配賦率を使用す
ることとしている。
イ.当会計期間の車両共通費の配賦基準
摘要 配賦基準 車両F 車両G 計
油脂関係費 予定走行距離(km) 679 823 1,502
消耗品費 車両重量(t)×台数 15 13 28
福利厚生費 運転者人員(人) 3 4 7
雑費 車両減価償却費(円) 125,340 139,480 264,820
ロ.車両部門費予定率の算定における走行1km当たり燃料費は¥150である。
ハ.当月の使用実績(走行距離)
(単位:km)
工事番号 381 382 383 384 合計
車両F 0 12 27 18 57
車両G 6 18 24 20 68
ニ.車両部門費はすべて経費として処理する。
(2) 常雇従業員による専門工事(C作業)に係る重機械部門費の配賦については、変動予算方式の予定配賦法を採用し
ている。当月の関係資料は次のとおり。
イ.基準作業時間(月間) 130時間
ロ.変動予算 固定費 月額 ¥56,810
変動費 作業1時間当たり ¥216
ハ.当月の実際発生額 ¥83,719
(3) その他の工事経費については、請負工事全体を管理する出張所において一括して把握し、これを工事規模等を勘案
した次の係数によって配賦している。
イ.出張所経費 当月発生額 ¥100,206
ロ.配賦の係数
工事番号 381 382 383 384 合計
配賦係数 24 51 62 34 171
まず初めに下記等の語句を百回くらい書いて覚えてください。
仕訳問題集に仕訳があります。この語句の組み合わせを覚えることが大事になります。意味も覚えてください。例当座預金 会社名義の銀行貯金 手形を発行可能
当座預金 1 0 0 0 0 0 A 現金 1 0 0 0 0 0
未成工事受入金 160;2600000 完成工事高 5000000
完成工事未収入金24000000
完成工事原価 60; 4500000 未成工事支出金4500000
投資有価証券 2 4 6 0 0 0 0 当座預金 2 4 6 0 0 0 0
未成工事支出金1 8 5 0 0 0 0 0 当座預金8500000
支払手形1000000
雑損失 2 4 3 0 0 現金 2 4 3 0 0
修繕引当金500,000 当座預金 900000
機械装置400,000
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