原価計算8回
来ていただいてありがとうございます。当社建設業経理士の問題集をよろしくお願いします。
試験情報 建設業振興基金
原価計算
問題 「労務費の計算における手持時間の意味とその処理方法について説明しなさい。」
前回の原価計算の答えの模範解答は
「手 待 時 間 と は 、 工 具 の 手 配 不 良 の た め に 作 業 が で き ず に
待 機 し て い る 工 具 待 ち や 、 停 電 等 で 作 業 が で き ず に 待 機
し て い る 電 気 待 ち な ど 、 労 務 者 の 責 任 以 外 の 原 因 に よ る
遊 休 時 間 を い う 。 手 待 時 間 は 、 す べ て 支 払 賃 金 の 対 象 と
な る が 、 臨 時 的 、 偶 発 的 な 原 因 に よ っ て 生 じ た 手 待 時 間
に 対 す る 賃 金 は 非 原 価 と し て 処 理 す る 。」
重要語句 非原価 遊 休 時 間 支 払 賃 金
まずこの語句の勉強をしなければなりません
参考書を購入して参考書をある程度独理解してください
建設業会計概説1級原価計算 を購入して語句を覚えてください
勉強法
1、過去問で似たような問題がでることもあるので、過去問のまわりも覚えておく
2、勉強時間 平日4時間 休日 全日
3、建設業会計概説1級原価計算 を購入して語句を覚えてください
4、計算問題、解き方を覚える(できれば当社問題集)
2016年前原志
私が2級を取得したのは、43歳の時でした。会社から取得の依頼がありましたので、
勉強することになりました。体が弱く(腎臓病)勉強もきついのですが、何とか勉強しました。松本講師のセミナーに参加しました。まず仕訳の用語を百回も書いて覚えました。松本講師の解き方を参考に計算問題を何回も解きました。無事に1回で合格しました。当社の問題集は松本講師の解き方が掲載されています。ぜひ参考にしていただいて合格してください
当社の流れ
1 問題集を購入していただきます。
2 毎日取り組んでいただきます。
3 質問がある場合は、メールで当社へ質問してください。
4 期間は2級で、3ケ月は必要と思います。1級は1年間必要かと思います。
5 仕訳は問題を見て解答が浮かぶようになると良いと思います。
6 1級は語句の意味を理解してください。
7 過去問を試験と同じ時間で、解いて試験に慣れると良いかもしれません。
8 計算問題は1問 分間で解けるように練習してください。問題を見てどこに
注目するか浮かぶようにしてください。
9 合格すると自分を信じてください これが一番大事です。
10 とにかく毎日勉強することが大事です。
11 覚えにくいときは声を出して覚えてください。
12 語呂合わせで覚えるのも良いかもしれません。。
第8 回建設業経理士検定試験
1 級原価計算試験問題
注 意 事 項
1. 解答は、解答用紙に指定された解答欄内に記入してください。解答欄外に記入さ
れているものは採点しません。
2. 金額の記入にあたっては、以下のとおりとし、1ますごとに数字を記入してくだ
さい。
3. 解答は、指定したワク内に明瞭に記入してください。判読し難い文字が記入され
ている場合、その解答欄については採点しません。
4. 消費税については、設問で消費税に関する指示がある場合のみ、これを考慮した
解答を作成してください。
5. 解答用紙には、氏名・受験番号シール貼付欄が2ヵ所あります。2ヵ所とも、氏名
はカタカナで記入し、受験番号は受験票に付いている受験番号シールを貼ってくだ
さい。なお、受験番号シールがないときは、自筆で受験番号を記入してください。
(氏名・受験番号が正しく表示されていないと、採点できない場合があります。)
←一の位
←十の位
←百の位
←千の位
←一万の位
←十万の位
←百万の位
←千万の位
←一億の位
− 1 −
〔第1 問〕 次の設問に対して、それぞれ200 字以内で述べなさい。 (20 点)
問1 収益の認識基準として工事進行基準と工事完成基準のいずれを適用するかによって、原価計算制度にどのような影響
が生ずるか述べなさい。
問2 現代企業におけるコスト・マネジメントについて、その原価企画、原価維持、原価改善の機能の相違について述べな
さい。
〔第2 問〕 わが国の原価計算基準あるいは工事契約会計基準に照らして、原価計算に関する次の文の 口口 口 の中に入るべ
き最も適当な用語を下記の<用語群>の中から選び、その記号(ア〜サ)を解答用紙の所定の欄に記入しなさい。
(10 点)
a. 口口1 口 とは、工事契約において定められた、施工者の義務を果たすための支出の総額をいう。
b. 原価計算制度において原価とは、経営における 口口2 口 にかかわらせて把握された財貨または用役の消費を、貨幣価値
的に表したものである。
c. 口口3 口 が認められるためには、工事収益総額、工事原価総額、決算日における工事進捗度の3つの要素が信頼性をも
って見積ることができなければならない。
d. 工事契約会計基準によって工事進行基準を適用する場合、発生した工事原価のうち、未だ損益計算書に計上されていない
部分は 口口4 口 等の適切な科目をもって貸借対照表に計上する。
e. 予定価格等が不適切なため比較的多額の原価差異が発生したとき、 口口5 口 の場合には、これを当該年度の売上原価と
期末棚卸資産に指図書別か科目別に配賦する。
<用語群>
ア 個別原価計算 イ 総合原価計算 ウ 完成工事原価 エ 未成工事支出金 オ 工事収益総額
カ 工事原価総額 キ 成果の確実性 ク 工事契約の成立 コ 企業の価値 サ 一定の給付
〔第3 問〕 滋賀土建株式会社において期首に購入した中型削孔機Xについては、積算における損料のデータを月次原価計算の
予定配賦法に活用して、事後の差異分析による原価管理を実施することとした。当該機械に関する損料計算と財務会
計処理のデータは下記の<中型削孔機Xに関する関係データ>のとおりである。次の設問に解答しなさい。 (14 点)
問1 中型削孔機Xの当会計期間における運転1 時間当たり損料と供用1 日当たり損料を計算しなさい。なお、計算の過
程で端数が生じた場合は、求める解答(損料)の算出段階で円未満を四捨五入すること。
問2 問1 の損料を工事原価計算上の予定配賦率として使用したものとして、初年度9 月の工事配賦額を計算しなさい。
問3 9 月の損料差異を計算しなさい。それが有利差異の場合は「A」、不利差異の場合は「B」を解答用紙の所定の欄に
記入すること。なお、計算の過程で端数が生じた場合は、円未満を四捨五入すること。
<中型削孔機Xに関する関係データ>
1. 取得価額及び損料計算上の基礎価格は¥15,400,000である。
2. 耐用年数(標準使用年数)は9年、償却費率は90%とする。なお、財務会計上の減価償却費は定額法で残存価額10%
として計算する。減価償却費は月割経費である。
3. 年間の標準使用日数及び時間はそれぞれ200日、770時間である。
4. 管理費予算は、年額¥1,601,600とする。
5. 維持修繕費予算は、全期間で¥6,930,000とする。
6. 9月の工事使用実績は18日、65時間であった。
7. 9月の関連原価の実際発生額は次のとおり。
管理費 ¥122,860 維持修繕費 ¥100,735
〔第4 問〕 四谷建設株式会社では保有する車両についてはコスト・センターにおける資産とし、車両走行1q当たりの車両費
率を定め、これを各工事に配賦する方式を採用している。
次の<資料>を基に、(1)解答用紙に示す「車両費率算定表」を作成し、(2)当月のNo.1工事への配賦額を計算
しなさい。なお、計算の過程において端数が生じた場合には、円未満を四捨五入すること。ただし、配賦比率の算定
過程及び解答としての車両費率は小数点第3 位を四捨五入して第2 位までの数値を使用すること。 (16 点)
− 2 −
<資料>
1. 車両関係データ
車両A 車両B 車両C
取得価額¥19,800,000 ¥15,000,000 ¥30,240,000
耐用年数5年5年6年
残存価額いずれもゼロ
減価償却
償却方法いずれも定額法
燃料1?当たり走行距離8 q 10 q 5 q
燃料1?当たり単価@¥125
車両重量3t 2t 5t
燃料費
予定走行距離5,120 q 4,000 q 2,800 q
2. 車両費算定データ
金 額 配賦基準
油脂関係費¥295,000 燃料費
消耗品費¥372,000 減価償却費
修繕管理費¥131,400 車両重量
福利厚生費¥28,000 保険料
3. 当月工事別車両使用実績データ
車両A 車両B 車両C
bP工事 75 q 115 q 60 q
〔第5 問〕 下記の<資料>は、青森建設工業株式会社(当会計期間:平成×2 年4 月1 日〜平成×3 年3 月31 日)における平成
×2 年11 月の工事原価計算関係資料である。次の設問に解答しなさい。なお、計算の過程で端数が生じた場合は、円
未満を四捨五入すること。 (40 点)
問 1 解答用紙に示す「工事原価計算表」を完成しなさい。
問 2 当社では、当期に開始した508工事については会計基準の要件を満たしているので、工事進行基準を採用するこ
とを検討している。進捗度の計算について原価比例法を採用することとして、当月末の508工事の工事進行基準に
基づく完成工事高を計算しなさい。508工事の関係資料は次のとおり。
工事収益総額 ¥1,820,000 見積工事原価総額 ¥1,547,000
問 3 重機械運搬費の配賦差異を計算し、それを予算差異と操業度差異に分解しなさい。なお、それらの差異については、
有利差異は「A」、不利差異は「B」を、解答用紙の所定の欄に記入し、数字の前にはマイナス記号等を記入しない
こと。
<資料>
1. 受注工事の状況
工事番号 工事着工 工事竣工
506 平成×1 年12 月 平成×2 年11 月
507 平成×2 年12 月 平成×2 年11 月
508 平成×2 年11 月 (未完成)
509 平成×2 年11 月 (未完成)
2. 月初未成工事原価の内訳 (単位:円)
工事番号 材料費 労務費 外注費 経 費 合 計
506 150,680 69,510 115,340 39,020 374,550
507 45,630 16,770 38,190 11,840 112,430
3. 当月の材料費に関する資料
(1) A材料は、汎用の常備資材である。消費単価は、その払出し時点で先入先出法を適用して計算している。当月の受
払いに関するデータは次のとおり。
− 3 −
日 付 摘 要 単 価 個 数 計
11 月 1 日 前月繰越 @¥1,700 54 個 ¥91,800
12 日 仕入れ @¥1,800 350 個 ¥630,000
14 日 507工事で消費 265 個
18 日 509工事で消費 124 個
21 日 仕入れ @¥1,780 250 個 ¥445,000
27 日 508工事で消費 207 個
(2) B材料は工事用の引当資材で、予定購入単価(@¥2,860)を設定しているが、工事現場への投入時には材料副費を
5%(予定率)加算して工事原価に賦課している。また当月の工事別現場投入量は次のとおり。
工事番号 506 507 508 509 合 計
投入量(s) 26 51 34 27 138
(注)506工事においては、当月投入のB材料について最終的に3sの残材が発生した。これは今後の工事で再利用する予
定である。
4. 当月の労務費に関する資料
当社では、C作業とD作業について常雇作業員による専門工事を実施している。両作業は補完的な作業であるため、労
務費計算としては実際発生額をC、D作業の平均賃率で工事に賦課している。11月の関係データは次のとおり。
(1) 工事別実際作業時間 (単位:時間)
工事番号 506 507 508 509 合 計
C作業 11 32 26 13 82
D作業 14 43 31 16 104
(2) 11月賃金手当実際発生額
C作業 ¥148,710 D作業 ¥178,650
5. 当月の外注費に関する資料
当月の外注費として工事台帳に計上した金額は次のとおりである。
工事番号 506 507 508 509 合 計
発生額(円) 183,260 290,830 255,170 191,760 921,020
このうち次の金額は、外部に委託した施工管理・安全管理業務の支払報酬であった。建設業法施行規則の科目定義にし
たがって整理することとする。
工事番号 506 507 508 509 合 計
発生額(円) 32,460 75,040 69,530 43,220 220,250
6. 経費に関する資料
(1) 当月、工事台帳に記帳した直接経費は解答用紙の工事原価計算表に示すとおりである。
(2) 当社の重機械移動に関する運搬の費用は、作業員を常雇するD作業に関係しており、重機械運搬費として予定配賦
法(変動予算方式)を採用している。関係の資料は次のとおりである。
ア.11月の変動予算
固定費予算(月額) ¥108,120
変動費率(D労務作業1時間当たり) @¥880
基準作業時間(D労務作業) 102時間
イ.当月の重機械運搬費実際発生額 ¥199,740
(3) 完了した工事については、契約に従い当月中に顧客に引渡しを実施した。その契約に規定される受注者負担の物流
費は、販売費及び一般管理費に計上しているが、工事契約会計基準に従って処理することとする。その金額は次のと
おり。
工事番号 506 507 508 509 合 計
物流費(円) 39,840 41,070 ― ― 80,910
まず初めに下記等の語句を百回くらい書いて覚えてください。
仕訳問題集に仕訳があります。この語句の組み合わせを覚えることが大事になります。意味も覚えてください。例当座預金 会社名義の銀行貯金 手形を発行可能
当座預金 1 0 0 0 0 0 A 現金 1 0 0 0 0 0
未成工事受入金 160;2600000 完成工事高 5000000
完成工事未収入金24000000
完成工事原価 60; 4500000 未成工事支出金4500000
投資有価証券 2 4 6 0 0 0 0 当座預金 2 4 6 0 0 0 0
未成工事支出金1 8 5 0 0 0 0 0 当座預金8500000
支払手形1000000
雑損失 2 4 3 0 0 現金 2 4 3 0 0
修繕引当金500,000 当座預金 900000
機械装置400,000
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