財務分析11回
来ていただいてありがとうございます。
私が2級を取得したのは、43歳の時でした。会社から取得の依頼がありましたので、
勉強することになりました。体が弱く(腎臓病)勉強もきついのですが、何とか勉強しました。松本講師のセミナーに参加しました。まず仕訳の用語を百回も書いて覚えました。松本講師の解き方を参考に計算問題を何回も解きました。無事に1回で合格しました。当社の問題集は松本講師の解き方が掲載されています。ぜひ参考にしていただいて合格してください
当社の流れ
1 問題集を購入していただきます。
2 毎日取り組んでいただきます。
3 質問がある場合は、メールで当社へ質問してください。
4 期間は2級で、3ケ月は必要と思います。1級は1年間必要かと思います。
5 仕訳は問題を見て解答が浮かぶようになると良いと思います。
6 1級は語句の意味を理解してください。
7 過去問を試験と同じ時間で、解いて試験に慣れると良いかもしれません。
8 計算問題は1問 分間で解けるように練習してください。問題を見てどこに
注目するか浮かぶようにしてください。
9 合格すると自分を信じてください これが一番大事です。
10 とにかく毎日勉強することが大事です。
11 覚えにくいときは声を出して覚えてください。
12 語呂合わせで覚えるのも良いかもしれません。。
第11 回建設業経理士検定試験
1 級財務分析試験問題
注 意 事 項
1. 解答は、解答用紙に指定された解答欄内に記入してください。解答欄外に記入さ
れているものは採点しません。
2. 数字の記入にあたっては、以下のとおりとし、1ますごとに数字を記入してくだ
さい。
3. 解答は、指定したワク内に明瞭に記入してください。判読し難い文字が記入され
ている場合、その解答欄については採点しません。
4. 消費税については、設問で消費税に関する指示がある場合のみ、これを考慮した
解答を作成してください。
5. 解答用紙には、氏名・受験番号シール貼付欄が2ヵ所あります。2ヵ所とも、氏名
はカタカナで記入し、受験番号は受験票に付いている受験番号シールを貼ってくだ
さい。なお、受験番号シールがないときは、自筆で受験番号を記入してください。
(氏名・受験番号が正しく表示されていないと、採点できない場合があります。)
←一の位
←十の位
←百の位
←千の位
←一万の位
←十万の位
←百万の位
←千万の位
←一億の位
←小数点第二位
←小数点第一位
←一の位
←十の位
←百の位
− 1 −
〔第1 問〕 損益分岐点分析に関する次の設問に答えなさい。解答にあたっては、各設問とも指定した字数以内で記入すること。
(20 点)
問1 限界利益について説明しなさい。(100 字以内)
問2 建設業が受注産業であるという特性を踏まえて、建設業の損益分岐点分析について説明しなさい。(400 字以内)
〔第 2 問〕 次の文の 口口 口 の中に入る適当な用語を下記の<用語群>の中から選び、その記号(ア〜ホ)を解答用紙の所
定の欄に記入しなさい。 (15 点)
口口1 口 回転率は、長期にわたって使用する 口口1 口 に投下された資本の運用効率をあらわすものであり、
口口1 口 が有効に利用されるほど、 口口2 口 が増加し、その結果として、この比率が 口口3 口 なるという関係にあ
る。つまり、 口口1 口 回転率は、 口口1 口 への投資額が適正であるかどうかをあらわしているといえる。また、こ
の比率が 口口3 口 なるということは、 口口1 口 に係る減価償却費等の費用の 口口2 口 に対する比率が 口口4 口 な
ることでもある。
また、 口口5 口 は、投下資本がどれほど生産性に貢献したかという生産的効率を意味し、その分析では、分母の資
本は、 口口1 口 あるいは 口口6 口 の金額を使用することが多い。なぜならば、 口口7 口 に対応する 口口5 口 では、
従業員に対応する投下資本は主として設備投資だからである。分母の資本を 口口6 口 として測定した 口口5 口 を特
に 口口8 口 といい、1円当たりの設備投資額がどれだけの 口口9 口 を生み出しているかを示す。そこで、生産性分析
の基本指標である職員 1人当たりの 口口9 口 は、 口口8 口 と 口口10 口 に分解することができる。なお、 口口5 口
の分析においては、実質的に経営活動に貢献しているものをもって資本と考えるべきであるから、 口口11 口 や遊休の
設備資産等は分母の資本から除外されるべきである。
<用語群>
ア 総職員数 イ 労働装備率 ウ 現金預金 エ 未成工事支出金 オ 固定長期適合比率
カ 労務外注費 キ 棚卸資産 ク 受取勘定 コ 付加価値 サ 経常利益
シ 建設仮勘定 ス 労働生産性 セ 設備投資効率 ソ 経営資本 タ 資本集約度
チ 付加価値率 ト 固定資産 ナ 資本生産性 ニ 営業利益 ネ 低く
ノ 有形固定資産 ハ 外注費 フ 完成工事高 ヘ 総資本 ホ 高く
〔第3 問〕 次の<資料>に基づいて(A)〜(D)の金額を算定するとともに、純支払利息比率も算定し、解答用紙の所定の
欄に記入しなさい。この会社の会計期間は1 年である。なお、解答に際しての端数処理については、解答用紙の指定
のとおりとする。 (15 点)
<資料>
1.貸借対照表
貸借対照表
(単位:百万円)
(資産の部) (負債の部)
現金預金 × × × 支払手形 8,400
受取手形 10,900 工事未払金 × × ×
完成工事未収入金 41,000 短期借入金 30,900
未成工事支出金 × × × 未払法人税等 200
材料貯蔵品 126 未成工事受入金 ( A )
流動資産合計 × × × 流動負債合計 × × ×
建物 6,000 長期借入金 × × ×
機械装置 500 固定負債合計 ( B )
車両運搬具 200 負債合計 × × ×
土地 15,000 (純資産の部)
建設仮勘定 × × × 資本金 10,000
投資有価証券 14,000 資本剰余金 6,500
長期貸付金 4,200 利益剰余金 × × ×
固定資産合計 × × × 純資産合計 × × ×
資産合計 × × × 負債純資産合計 × × ×
− 2 −
2.損益計算書
損益計算書
(単位:百万円)
完成工事高 156,000
完成工事原価 144,000
完成工事総利益 12,000
販売費及び一般管理費 × × ×
営業利益 × × ×
営業外収益
受取利息配当金 520
雑収入 × × ×
営業外費用
支払利息 ( C )
雑支出 244
経常利益 ( D )
特別利益 450
特別損失 1,010
税引前当期純利益 × × ×
法人税等 352
当期純利益 × × ×
3.関連データ(注1)
総資本経常利益率 1.28% 自己資本当期純利益率 2.60%
完成工事高営業利益率 1.50% 流動比率 88.40%(注2)
現金預金手持月数 1.20月 自己資本比率 20.00%
固定負債比率 50.00% 資本集約度 75百万円
金利負担能力 2.60倍 棚卸資産回転率 12.48回
総職員数 1,600人
(注1) 算定にあたって期中平均値を使用することが望ましい比率についても、便宜上、期
末残高の数値を用いて算定している。
(注2) 流動比率の算定は、建設業特有の勘定科目の金額を控除する方法によっている。
〔第4 問〕 次の<資料>に基づき、下の設問に答えなさい。なお、期中平均値を使用すべき場合であっても、期末の数値を用
いて計算すること。また、解答に際しての端数処理については、解答用紙の指定のとおりとする。 (20 点)
<資料>
1. 完成工事高 ¥ ?
2. 完成工事原価の内訳
材料費 ¥12,000,000
労務費 ¥14,400,000
(うち労務外注費 ¥4,320,000)
外注費 ¥7,200,000
経費 ¥2,400,000
(うち人件費 ¥600,000)
3. 完成工事原価率は75%である。
4. 資産の内訳
現金預金 ¥240,000
完成工事未収入金 ¥6,000,000
土地・建物・機械 ¥13,200,000
建設仮勘定 ¥1,200,000
特許権・実用新案権 ¥480,000
関係会社株式 ¥2,880,000
5. 技術職員数 160 人 事務職員数40 人
問 1 完成工事高を計算しなさい。
問 2 労働装備率を計算しなさい。
問 3 設備投資効率を計算しなさい。
問 4 労働生産性は、資本集約度× 口口 口
の2つの要因に分解することができる。 口口 口
の要因の数値を計算しなさい。
− 3 −
〔第5 問〕 門司建設株式会社の第25 期(決算日:平成×2 年3 月31 日)及び第26 期(決算日:平成×3 年3 月31 日)の財務
諸表並びにその関連データは<別添資料>のとおりであった。次の設問に解答しなさい。 (30 点)
問1 第26 期について、次の諸比率(A〜J)を算定しなさい。期中平均値を使用することが望ましい数値については、そ
のような処置をすること。なお、解答に際しての端数処理については、解答用紙の指定のとおりとする。
A 総資本事業利益率 B 経営資本営業利益率 C 完成工事高キャッシュ・フロー率
D 立替工事高比率 E 必要運転資金月商倍率 F 営業キャッシュ・フロー対流動負債比率
G 固定比率 H 受取勘定回転率 I 労働生産性
J 完成工事高増減率
問 2 同社の財務諸表とその関連データを参照しながら、次に示す文の 口口 口 の中に入れるべき最も適当な用語・数値
を下記の<用語・数値群>の中から選び、記号(ア〜ホ)で解答しなさい。期中平均値を使用することが望ましい数値
については、そのような処置をし、小数点第3位を四捨五入している。
総資本 口口1 口 率は、総資本の運用効率を正常な活動に基づく経営成果たる 口口1 口 と関係づけて示したもので
あり、一般的には、財務活動を含む企業の経常的な収益力をあらわしている。同社の第 26期の総資本 口口1 口 率は
口口2 口 %である。ただし、 口口1 口 はいわゆる他人資本利子を控除した後の利益であるから、 口口3 口 あるい
は 口口4 口 による影響を受けることになる。
第26期の主たる営業活動上の収益性を示す完成工事高 口口5 口 率は第25期よりも 口口6 口 ポイント低くなって
おり、第26期の完成工事高 口口1 口 率は第25期よりも 口口7 口 ポイント高くなっている。また、第26期の借入金依
存度は第25期よりも 口口8 口 ポイント低くなっており、第26期の有利子負債月商倍率は第25期よりも 口口9 口 ポイ
ント低くなっている。
<用語・数値群>
ア 投資構造 イ 財務構造 ウ 配当性向 エ 販売費及び一般管理費
オ 工事総利益 カ 営業利益 キ 経常利益 ク 法人税等
コ 特別損益 サ 当期純利益 シ 利子率 ス 0.02
セ 0.09 ソ 0.10 タ 0.19 チ 0.62
ト 0.64 ナ 1.77 ニ 1.81 ネ 2.47
ノ 3.93 ハ 5.32 フ 6.04 ヘ 6.24
ホ 6.26
− 4 −
第5問<別添資料>
門司建設株式会社の第25期及び第26期の財務諸表並びにその関連データ
貸 借 対 照 表
(単位:百万円)
第25期 第26期 第25期 第26期
平成×2年3月31日現在平成×3年3月31日現在 平成×2年3月31日現在平成×3年3月31日現在
(資産の部) (負債の部)
T 流動資産 T 流動負債
現金預金 14,000 17,200 支払手形 7,900 8,400
受取手形 8,900 5,100 工事未払金 31,800 33,400
完成工事未収入金 37,400 43,900 短期借入金 28,100 24,380
有価証券 400 180 1年以内償還予定の社債 400 400
未成工事支出金 15,600 9,060 未払金 340 280
材料貯蔵品 260 150 未払法人税等 550 540
短期貸付金 900 100 未成工事受入金 10,130 11,800
繰延税金資産 240 360 完成工事補償引当金 150 540
その他流動資産 690 880 賞与引当金 460 380
貸倒引当金 △ 140 △ 170 その他流動負債 100 150
[流動資産合計] 78,250 76,760 [流動負債合計] 79,930 80,270
U 固定資産 U 固定負債
1.有形固定資産 社債 3,600 3,200
建物 3,760 3,500 長期借入金 13,500 8,500
構築物 150 140 退職給付引当金 3,300 3,200
機械装置 80 90 [固定負債合計] 20,400 14,900
車両運搬具 30 20 負債合計 100,330 95,170
工具器具備品 90 100 (純資産の部)
土地 12,000 10,700 T 株主資本
建設仮勘定 190 150 1.資本金 10,000 10,000
有形固定資産計 16,300 14,700 2.資本剰余金
2.無形固定資産 資本準備金 3,600 3,600
ソフトウェア 500 400 その他資本剰余金 2,400 2,400
無形固定資産計 500 400 資本剰余金計 6,000 6,000
3.投資その他の資産 3.利益剰余金
投資有価証券 20,700 20,060 その他利益剰余金
長期貸付金 720 700 任意積立金 700 900
破産更生債権等 3,200 2,000 繰越利益剰余金 4,300 3,900
繰延税金資産 1,780 1,360 利益剰余金計 5,000 4,800
その他投資 776 972 4.自己株式 △ 450 △ 450
貸倒引当金 △ 1,280 △ 1,000 [株主資本合計] 20,550 20,350
投資その他の資産計 25,896 24,092 U 評価・換算差額等
[固定資産合計] 42,696 39,192 その他有価証券評価差額金120 480
V 繰延資産 [評価・換算差額等合計] 120 480
社債発行費 54 48 純資産合計 20,670 20,830
[繰延資産合計] 54 48
資産合計 121,000 116,000 負債純資産合計 121,000 116,000
〔付記事項〕
1.流動資産中の貸倒引当金は、受取手形と完成工事未収入金に対して設定されたものである。
2.その他流動資産は営業活動に伴うものであるが、当座の支払能力を有するものではない。
3.投資その他の資産は、すべて営業活動に直接関係していない資産である。
4.その他流動負債には、引当金及び有利子負債は含まれていない。
5.第26期において繰越利益剰余金を原資として実施した配当の額は450百万円である。
− 5 −
損 益 計 算 書
(単位:百万円)
第25期
自 平成× 1 年4 月 1 日
至 平成× 2 年3 月3 1 日
第26期
自 平成× 2 年4 月 1 日
至 平成× 3 年3 月3 1 日
T 完成工事高 180,600 183,000
U 完成工事原価 167,300 169,500
完成工事総利益 13,300 13,500
V 販売費及び一般管理費 10,250 10,570
営業利益 3,050 2,930
W 営業外収益
受取利息 40 40
受取配当金 270 260
その他営業外収益 20 330 60 360
X 営業外費用
支払利息 1,250 950
社債利息 150 135
為替差損 10 55
その他営業外費用 70 1,480 50 1,190
経常利益 1,900 2,100
Y 特別利益 480 260
Z 特別損失 1,320 1,560
税引前当期純利益 1,060 800
法人税、住民税及び事業税 980 490
法人税等調整額 △ 510 470 60 550
当期純利益 590 250
〔付記事項〕
1.第26 期における有形固定資産の減価償却費及び無形固定資産の償却費の合計額は329 百万円である。
2.その他営業外費用に他人資本に付される利息は含まれていない。
キャッシュ・フロー計算書(要約)
(単位:百万円)
第25期
自 平成× 1 年4 月 1 日
至 平成× 2 年3 月3 1 日
第26期
自 平成× 2 年4 月 1 日
至 平成× 3 年3 月3 1 日
T 営業活動によるキャッシュ・フロー1,880 9,930
U 投資活動によるキャッシュ・フロー920 2,840
V 財務活動によるキャッシュ・フロー50 △ 9,570
W 現金及び現金同等物の増減額 2,850 3,200
X 現金及び現金同等物の期首残高 11,150 14,000
Y 現金及び現金同等物の期末残高 14,000 17,200
完成工事原価報告書 各期末時点の総職員数
(単位:百万円)
第25 期 第26 期
総職員数 1,540 人 1,510 人
第25期
自 平成×1年4月 1日
至 平成×2年3月31日
第26期
自 平成×2年4月 1日
至 平成×3年3月31日
T 材料費 18,910 21,520
U 労務費 15,820 16,780
(うち労務外注費) (15,820) (16,780)
V 外注費 114,760 113,220
W 経費 17,810 17,980
完成工事原価 167,300 169,500
まず初めに下記等の語句を百回くらい書いて覚えてください。
仕訳問題集に仕訳があります。この語句の組み合わせを覚えることが大事になります。意味も覚えてください。例当座預金 会社名義の銀行貯金 手形を発行可能
当座預金 1 0 0 0 0 0 A 現金 1 0 0 0 0 0
未成工事受入金 160;2600000 完成工事高 5000000
完成工事未収入金24000000
完成工事原価 60; 4500000 未成工事支出金4500000
投資有価証券 2 4 6 0 0 0 0 当座預金 2 4 6 0 0 0 0
未成工事支出金1 8 5 0 0 0 0 0 当座預金8500000
支払手形1000000
雑損失 2 4 3 0 0 現金 2 4 3 0 0
修繕引当金500,000 当座預金 900000
機械装置400,000
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