財務分析14回
来ていただいてありがとうございます。
私が2級を取得したのは、43歳の時でした。会社から取得の依頼がありましたので、
勉強することになりました。体が弱く(腎臓病)勉強もきついのですが、何とか勉強しました。松本講師のセミナーに参加しました。まず仕訳の用語を百回も書いて覚えました。松本講師の解き方を参考に計算問題を何回も解きました。無事に1回で合格しました。当社の問題集は松本講師の解き方が掲載されています。ぜひ参考にしていただいて合格してください
当社の流れ
1 問題集を購入していただきます。
2 毎日取り組んでいただきます。
3 質問がある場合は、メールで当社へ質問してください。
4 期間は2級で、3ケ月は必要と思います。1級は1年間必要かと思います。
5 仕訳は問題を見て解答が浮かぶようになると良いと思います。
6 1級は語句の意味を理解してください。
7 過去問を試験と同じ時間で、解いて試験に慣れると良いかもしれません。
8 計算問題は1問 分間で解けるように練習してください。問題を見てどこに
注目するか浮かぶようにしてください。
9 合格すると自分を信じてください これが一番大事です。
10 とにかく毎日勉強することが大事です。
11 覚えにくいときは声を出して覚えてください。
12 語呂合わせで覚えるのも良いかもしれません。
第14 回建経1級分析−模範解答
1 資格試験と就職に強い学校
平成25 年度 大栄経理学院
第14 回建設業経理士試験 模範解答
1 級
財務分析
〔第1問〕
問1
資本構造の健全性とは、資本の調達と運用における財務のバランスの良否に関する問題であり、資本
構造分析と投資構造分析、利益分配性向分析に分類される。
資本構造分析は資本の調達における自己資本と他人資本のバランスを問うもので、その中核は自己資
本比率である。投資構造分析は資本の運用面における有形固定資産と長期的な調達資本のバランスを問
うもので、その中核は固定比率や固定長期適合比率である。
また、企業における利益分配は、資本構造に少なからぬ影響を与えるため財務の健全性と深いかかわ
りを持つものとして利益分配性向分析があり、その中核は配当性向や配当率である。
問2
名 称 固定比率
説 明
固定比率は、固定資産への投資を自己資本の範囲内で実施しているかを判定するための比率である。
長期的に活用される固定資産に対応する資金は、返済を予定しない自己資本であるべきという考えによ
るものである。
名 称 固定長期適合比率
説 明
固定長期適合比率は、固定資産もしくは有形固定資産への投資が自己資本と固定負債によって賄われ
ているかを判定するための比率であり、固定比率の投資財源を緩やかにした意味をもつものといえる。
〔第2問〕
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
ニ エ ク ウ タ ト チ セ ナ キ
第14 回建経1級分析−模範解答
2 資格試験と就職に強い学校
〔第3問〕
(A) 168,650 百万円
(B) 16,000 百万円
(C) 55,000 百万円
(D) 8,400 百万円
〔第4問〕
問1 76,450 円
問2 52,750 円
問3 73,300 円
問4 34.75 %
〔第5問〕
問1
A 総資本事業利益率 1.68 %
B 完成工事高キャッシュ・フロー率 0.66 %
C 運転資本保有月数 0.29 月
D 立替工事高比率 30.41 %
E 未成工事収支比率 211.04 %
F 流動負債比率 269.77 %
G 固定比率 237.02 %
H 借入金依存度 36.72 %
I 棚卸資産回転期間 0.35 月
J 設備投資効率 122.66 %
問2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
オ ネ キ イ ト コ ノ チ セ ニ
第14 回建経1級分析−模範解答
3 資格試験と就職に強い学校
〈財務分析解説〉
〔第3問〕
自己資本比率(%):
総資本
自己資本
×100=
総資本
141,000百万円
×100=47.00%
総資本=300,000 百万円
負債合計=300,000 百万円−141,000 百万円=159,000 百万円
流動負債合計=159,000 百万円−50,000 百万円=109,000 百万円
総資本経常利益率(%)=
総資本
経常利益
×100=
300,000百万円
経常利益
×100=2.80%
経常利益=8,400 百万円・・・( D )
流動比率:
流動負債−未成工事受入金
流動資産−未成工事支出金
×100=
109,000百万円−34,000百万円
流動資産−48,500百万円
×100=160.20%
流動資産合計=168,650 百万円・・・( A )
材料貯蔵品=750 百万円
固定資産合計=300,000 百万円−168,650 百万円=131,350 百万円
投資有価証券=16,000 百万円・・・( B )
完成工事高総利益率(%):
完成工事高
完成工事総利益
×100=
完成工事高
完成工事高−完成工事原価
×100=15.00%
完成工事高
完成工事高−612,000百万円
=0.15
完成工事高−612,000 百万円=0.15×完成工事高
完成工事高=720,000 百万円
支払勘定回転期間(月):
完成工事高 12
支払手形+工事未払金
.
=
720,000百万円 12
4,400百万円+工事未払金
.
=0.99 月
工事未払金=55,000 百万円・・・( C )
〔第4問〕
問1 労働生産性:
総職員数(期中平均)
完成工事高−(材料費+労務外注費+外注費)
90人+30人
¥26,400,000−(¥4,950,000+¥2,376,000+¥9,900,000)
=¥76,450
問2 労働装備率:
総職員数(期中平均)
(有形固定資産−建設 仮勘定)(期中平均)
90人+30人
¥6,560,000−¥230,000
=¥52,750
第14 回建経1級分析−模範解答
4 資格試験と就職に強い学校
問3 資本集約度:
総職員数(期中平均)
総資本(期中平均)
90人+30人
¥1,538,000+¥6,560,000+¥482,000+¥216,000
=¥73,300
問4 労働生産性:
総職員数
付加価値
=
総職員数
完成工事高
(一人当たり完成工事高)×
完成工事高
付加価値
(付加価値率)
付加価値率(%):
完成工事高
完成工事高−(材料費+労務外注費+外注費)
×100
¥26,400,000
¥26,400,000−(¥4,950,000+¥2,376,000+¥9,900,000)
×100=34.75%
〔第5問〕
問1
A 総資本事業利益率(%):
総資本(期中平均)
事業利益
×100=
(620,000百万円+580,000百万円) 2
10,100百万円
.
×100
=1.683・・・ → 1.68%
※ 事業利益=経常利益+借入金利息+手形割引料+社債利息+その他他人資本に付される利息
=6,500百万円+2,900百万円+700百万円=10,100百万円
B 完成工事高キャッシュ・フロー率(%)=
完成工事高
純キャッシュ・フロー
×100
=
588,000百万円
3,900百万円
×100=0.663・・・ → 0.66%
※ 純キャッシュ・フロー
=当期純利益(税引後)±法人税等調整額+減価償却実施額+引当金増減額−剰余金の配当の額
=4,900百万円−1,400百万円+4,800百万円+2,500百万円−6,900百万円
=3,900百万円
※ 引当金増減額
第24期引当金:900百万円+600百万円+1,700百万円+8,600百万円+27,600百万円
=39,400百万円
第25期引当金:700百万円+400百万円+1,800百万円+11,000百万円+28,000百万円
=41,900百万円
増減額:41,900百万円−39,400百万円=2,500百万円(増加)
C 運転資本保有月数(月):
完成工事高 12
流動資産−流動負債
.
=
588,000百万円 12
330,660百万円−316,300百万円
.
=0.293・・・ → 0.29 月
第14 回建経1級分析−模範解答
5 資格試験と就職に強い学校
D 立替工事高比率(%):
完成工事高+未成工事支出金
受取手形+完成工事未収入金+未成工事支出金−未成工事受入金
×100
=
588,000百万円+15,400百万円
16,900百万円+183,700百万円+15,400百万円−32,500百万円
×100
=30.411・・・ → 30.41%
E 未成工事収支比率(%):
未成工事支出金
未成工事受入金
×100=
15,400百万円
32,500百万円
×100=211.038・・・ → 211.04%
F 流動負債比率(%):
自己資本
流動負債−未成工事受入金
×100
=
105,200百万円
316,300百万円−32,500百万円
×100=269.771・・・ → 269.77%
G 固定比率(%) :
自己資本
固定資産
×100=
105,200百万円
249,340百万円
×100=237.015・・・ → 237.02%
H 借入金依存度(%):
総資本
短期借入金+長期借入金
×100
=
580,000百万円
90,000百万円+5,000百万円+48,000百万円+70,000百万円
×100
=36.724・・・ → 36.72%
I 棚卸資産回転期間(月):
完成工事高 12
棚卸資産(期中平均)
.
=
588,000百万円 12
(18,500百万円+140百万円+15 ,400百万円+16 0百万円) 2
.
.
=0.348・・・ → 0.35 月
J 設備投資効率(%):
(有形固定資産−建設仮勘定)(期中平均)
完成工事高−(材料費+労務外注費+外注費)
×100
=
(105,560百万円−2,700百万円+105,640百万円−5,900百万円) 2
588,000百万円−(71,200百万円+49,800百万円+342,750百万円)
.
×100
=122.655・・・ → 122.66%
問2
(1) 自己資本当期純利益率(%):
自己資本(期中平均)
当期純利益
×100
=
(107,000百万円+105,200百万円) 2
4,900百万円
.
×100=4.618・・・ → 4.62%
第14 回建経1級分析−模範解答
6 資格試験と就職に強い学校
自己資本当期純利益率(%):
自己資本
当期純利益
=
総資本
売上高
×
売上高
当期純利益
÷
自己資本
総資本
自己資本比率(%):
総資本
自己資本
×100=
580,000百万円
105,200百万円
×100=18.137・・・ → 18.14%
(2) 営業キャッシュ・フロー対流動負債比率(%):
流動負債(期中平均)
営業キャッシュ・フロー
×100
=
(364,900百万円+316,300百万円) 2
9,280百万円
.
×100=2.724・・・ → 2.72%
まず初めに下記等の語句を百回くらい書いて覚えてください。
仕訳問題集に仕訳があります。この語句の組み合わせを覚えることが大事になります。意味も覚えてください。例当座預金 会社名義の銀行貯金 手形を発行可能
当座預金 1 0 0 0 0 0 A 現金 1 0 0 0 0 0
未成工事受入金 160;2600000 完成工事高 5000000
完成工事未収入金24000000
完成工事原価 60; 4500000 未成工事支出金4500000
投資有価証券 2 4 6 0 0 0 0 当座預金 2 4 6 0 0 0 0
未成工事支出金1 8 5 0 0 0 0 0 当座預金8500000
支払手形1000000
雑損失 2 4 3 0 0 現金 2 4 3 0 0
修繕引当金500,000 当座預金 900000
機械装置400,000
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建設業計理士2級
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