財務分析13回
来ていただいてありがとうございます。
私が2級を取得したのは、43歳の時でした。会社から取得の依頼がありましたので、
勉強することになりました。体が弱く(腎臓病)勉強もきついのですが、何とか勉強しました。松本講師のセミナーに参加しました。まず仕訳の用語を百回も書いて覚えました。松本講師の解き方を参考に計算問題を何回も解きました。無事に1回で合格しました。当社の問題集は松本講師の解き方が掲載されています。ぜひ参考にしていただいて合格してください
当社の流れ
1 問題集を購入していただきます。
2 毎日取り組んでいただきます。
3 質問がある場合は、メールで当社へ質問してください。
4 期間は2級で、3ケ月は必要と思います。1級は1年間必要かと思います。
5 仕訳は問題を見て解答が浮かぶようになると良いと思います。
6 1級は語句の意味を理解してください。
7 過去問を試験と同じ時間で、解いて試験に慣れると良いかもしれません。
8 計算問題は1問 分間で解けるように練習してください。問題を見てどこに
注目するか浮かぶようにしてください。
9 合格すると自分を信じてください これが一番大事です。
10 とにかく毎日勉強することが大事です。
11 覚えにくいときは声を出して覚えてください。
12 語呂合わせで覚えるのも良いかもしれません。
第13 回建経1級分析−模範解答
1 資格試験と就職に強い学校
平成24 年度 大栄経理学院
第13 回建設業経理士試験 模範解答
1 級
財務分析
〔第1問〕
問1
生産性分析においては、活動成果たる産出高として付加価値が採用されるが、付加価値とは企業が自
らの努力により新たに生み出した価値のことである。この付加価値の計算方法には企業活動の成果から
付加価値としないものを控除する控除法と、付加価値とみなす項目を加算していく加算法がある。建設
業においては主として控除法が採用され、具体的には、完成工事高から材料費、外注費(労務外注費を
含む。)を控除して計算される。
問2
付加価値を分子とする生産性の基本指標として、労働生産性と資本生産性がある。労働生産性とは、
この生産のために供される諸要素として労働力である職員数を用いたものであり、付加価値を総職員数
で除して計算される。また、資本生産性とは、生産のために供される諸要素として設備資本である設備
資本投下額を用いたものであり、付加価値を固定資産額で除して計算される。
〔第2問〕
1 2 3 4 5 6 7 8 9
ナ ニ ネ ト コ チ タ ア ソ
〔第3問〕
(A) 6,700 百万円
(B) 450 百万円
(C) 17,200 百万円
(D) 6,930 百万円
棚卸資産滞留月数 4.12 月
第13 回建経1級分析−模範解答
2 資格試験と就職に強い学校
〔第4問〕
問1 84,000 千円
問2 198,000 千円
問3 17.50 %
問4 247,500 千円
〔第5問〕
問1
A 経営資本営業利益率 1.95 %
B 総資本事業利益率 2.00 %
C 完成工事高キャッシュ・フロー率 0.95 %
D 当座比率 113.79 % ( 別解95.06% )
E 立替工事高比率 29.20 %
F 未成工事収支比率 132.05 %
G 固定長期適合比率 77.40 % ( 別解30.94% )
H 正味受取勘定回転率 4.92 回
I 労働装備率 13,473 千円
J 付加価値率 25.11 %
問2
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
エ ト サ コ ニ ム ア ス ネ タ
第13 回建経1級分析−模範解答
3 資格試験と就職に強い学校
〈財務分析解説〉
〔第2問〕
企業財務の安全性は、企業財務の流動性の確保と資本構造の健全性によって支えられている。財務の流動性と
は、一般に短期的な支払能力を意味し、その支払能力は支払うべき債務に対する支払手段の保有状況をいうもの
であるから、流動性の問題は、通常、貸借対照表における流動資産と流動負債のバランスとして分析される。
この流動性を表す指標として最も重視されてきた比率の一つが「流動比率」であり、アメリカの銀行家がお金
を貸す時に重視したことから銀行家比率ともいわれる。なお、流動資産から棚卸資産などのやや換金性の低い資
産を除いた当座資産を使用して、より短期の支払能力を見るための比率を当座比率といい、こちらは酸性試験比
率と呼ばれている。
〔第3問〕
固定比率(%):
自己資本
固定資産
×100=
17,000百万円
固定資産
×100=85.00%
固定資産=14,450 百万円
総資本=35,950 百万円+14,450 百万円=50,400 百万円
負債合計=50,400 百万円−17,000 百万円=33,400 百万円
経営資本営業利益率(%):
経営資本
営業利益
×100=
経営資本
1,575百万円
×100=3.60%
経営資本=43,750 百万円
経営資本=総資本−(建設仮勘定+未稼働資産+投資資産+繰延税金資産+繰延資産+その他営業活動に直
接参加していない資産
建設仮勘定=450 百万円・・・( B )
総資本経常利益率(%)=
総資本
経常利益
×100=
50,400百万円
経常利益
×100=2.75%
経常利益=1,386 百万円
受取利息配当金=105 百万円
完成工事高経常利益率(%):
完成工事高
経常利益
×100=
完成工事高
1,386百万円
×100=2.20%
完成工事高=63,000 百万円
完成工事原価率(%):
完成工事高
完成工事原価
×100=
63,000百万円
完成工事原価
×100=86.50%
完成工事原価=54,495 百万円
完成工事総利益=63,000 百万円−54,495 百万円=8,505 百万円
販売費及び一般管理費=8,505 百万円−1,575 百万円=6,930 百万円・・・( D )
受取勘定滞留月数(月):
完成工事高 12
受取手形+完成工事未収入金
.
=
63,000百万円 12
5,900百万円+完成工事未収入金
.
=2.40 月
完成工事未収入金=6,700 百万円・・・( A )
現金預金=1,720 百万円
第13 回建経1級分析−模範解答
4 資格試験と就職に強い学校
借入金依存度(%):
総資本
短期借入金+長期借入金
×100=
50,400百万円
1,780百万円+長期借入金
×100=7.50%
長期借入金=2,000 百万円
固定負債=2,000 百万円
流動負債=33,400 百万円−2,000 百万円=31,400 百万円
流動比率:
流動負債−未成工事受入金
流動資産−未成工事支出金
×100=
31,400百万円−未成工事受入金
35,950百万円−21,395百万円
×100=102.50%
未成工事受入金=17,200 百万円・・・( C )
棚卸資産滞留月数(月):
完成工事高 12
棚卸資産
.
=
63,000百万円 12
21,395百万円+235百万円
.
=4.12 月
〔第4問〕
問1 限界利益=完成工事高−変動費
=240,000 千円−(132,000 千円+24,000 千円)=84,000 千円
限界利益率=
完成工事高
限界利益
×100=
240,000千円
84,000千円
×100=35%
変動費率=100%−35%=65%
固定費=147,000 千円+78,300 千円−(132,000 千円+24,000 千円)=69,300 千円
問2 損益分岐点完成工事高:
限界利益率
固定費
=
35%
69,300千円
=198,000 千円
問3 安全余裕率=
実際完成工事高
実際完成工事高−損益分岐点完成工事高
×100=
240,000千円
240,000千円−198,000千円
×100
=17.5%
問4 売上高営業利益率7%ということは、変動費率65%、固定費率28%を達成する売上高である。
目標完成工事高=
28%
69,300千円
=247,500 千円
〔第5問〕
問1
A 経営資本営業利益率(%):
経営資本(期中平均)
営業利益
×100=
(870,500百万円+855,480百万円) 2
16,800百万円
.
×100
=1.946 ・・・ → 1.95%
※ 経営資本=総資本−(建設仮勘定+未稼働資産+投資資産+繰延税金資産+繰延資産+その他営業活
動に直接参加していない資産)
第23期=1,152,300百万円−(13,500百万円+245,200百万円+23,100百万円)=870,500百万円
第24期=1,146,300百万円−(18,400百万円+249,420百万円+23,000百万円)=855,480百万円
第13 回建経1級分析−模範解答
5 資格試験と就職に強い学校
B 総資本事業利益率(%):
総資本(期中平均)
事業利益
×100=
(1,152,300百万円+1,146,300百万円) 2
23,020百万円
.
×100
=2.002・・・ → 2.00%
※ 事業利益=経常利益+借入金利息+手形割引料+社債利息+その他他人資本に付される利息
=19,000百万円+3,300百万円+720百万円=23,020百万円
C 完成工事高キャッシュ・フロー率(%)=
完成工事高
純キャッシュ・フロー
×100
=
1,185,000百万円
11,270百万円
×100=0.951・・・ → 0.95%
※ 純キャッシュ・フロー
=当期純利益(税引後)±法人税等調整額+減価償却実施額+引当金増減額−剰余金の配当の額
=6,800百万円+2,900百万円+5,170百万円+3,100百万円−6,700百万円
=11,270百万円
※ 引当金増減額
第23期引当金:4,800百万円+7,000百万円+2,300百万円+19,900百万円+50,400百万円
=84,400百万円
第24期引当金:4,300百万円+6,600百万円+2,700百万円+23,900百万円+50,000百万円
=87,500百万円
増減額:87,500百万円−84,400百万円=3,100百万円(増加)
D 当座比率(%):
流動負債−未成工事受入金
当座資産
×100=
603,400百万円−99,300百万円
573,600百万円
×100
=113.786・・・ → 113.79%
当座資産=現金預金+受取手形+完成工事未収入金−それらを対象とする貸倒引当金+有価証券
=126,800百万円+12,100百万円+380,000百万円−4,300百万円+59,000百万円=573,600百万円
E 立替工事高比率(%):
完成工事高+未成工事支出金
受取手形+完成工事未収入金+未成工事支出金−未成工事受入金
×100
=
1,185,000百万円+75,200百万円
12,100百万円+380,000百万円+75,200百万円−99,300百万円
×100
=29.201・・・ → 29.20%
F 未成工事収支比率(%):
未成工事支出金
未成工事受入金
×100=
75,200百万円
99,300百万円
×100=132.047・・・ → 132.05%
G 固定長期適合比率(%):
自己資本+固定負債
固定資産
×100=
251,600百万円+291,300百万円
420,200百万円
×100
=77.399・・・ → 77.40%
H 受取勘定回転率(回)=
(受取手形+完成工事未収入金−未成工事受入金)(期中平均)
完成工事高
第13 回建経1級分析−模範解答
6 資格試験と就職に強い学校
=
{(10,900百万円+327,500百万円−149,500百万円)+(12,100百万円+380,000百万円−99,300百万円)} 2
1,185,000百万円
.
=4.920・・・ → 4.92 回
I 労働装備率(千円):
総職員数(期中平均)
(有形固定資産−建設仮勘定)(期中平均)
=
(10,900人+10,800人) 2
{(156,300百万円−13,500百万円)+(167,980百万円−18,400百万円)} 2
.
.
=13,473.7・・・ → 13,473 千円
J 付加価値率(%):
完成工事高
完成工事高−(材料費+労務外注費+外注費)
×100
=
1,185,000百万円
1,185,000百万円−(121,300百万円+63,200万円+702,900百万円)
×100
=25.113・・・ → 25.11%
問2
(1) 総資本当期純利益率(%)=
総資本(期中平均)
当期純利益
×100=
(1,152,300百万円+1,146,300百万円) 2
6,800百万円
.
×100
=0.591・・・ → 0.59%
総資本当期純利益率(%)=
総資本(期中平均)
当期純利益
=
総資本(期中平均)
完成工事高
×
完成工事高
当期純利益
総資本回転率(回)=
総資本(期中平均)
完成工事高
=
(1,152,300百万円+1,146,300百万円) 2
1,185,000百万円
.
=1.031・・・ → 1.03 回
総資本回転期間(月)=
完成工事高 12
総資本(期中平均)
.
=
1,185,000百万円 12
(1,152,300百万円+1,146,300百万円) 2
.
.
=11.638・・・ → 11.64 回
(2) 運転資本保有月数(月):
完成工事高 12
流動資産−流動負債
.
=
1,185,000百万円 12
726,100百万円−603,400百万円
.
=1.242・・・ → 1.24 月
まず初めに下記等の語句を百回くらい書いて覚えてください。
仕訳問題集に仕訳があります。この語句の組み合わせを覚えることが大事になります。意味も覚えてください。例当座預金 会社名義の銀行貯金 手形を発行可能
当座預金 1 0 0 0 0 0 A 現金 1 0 0 0 0 0
未成工事受入金 160;2600000 完成工事高 5000000
完成工事未収入金24000000
完成工事原価 60; 4500000 未成工事支出金4500000
投資有価証券 2 4 6 0 0 0 0 当座預金 2 4 6 0 0 0 0
未成工事支出金1 8 5 0 0 0 0 0 当座預金8500000
支払手形1000000
雑損失 2 4 3 0 0 現金 2 4 3 0 0
修繕引当金500,000 当座預金 900000
機械装置400,000
建設業経理士,テキスト,勉強法,2級,講習,1級,財務分析,財務諸表,原価計算,宮崎県,テキスト,
建設業計理士2級
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